児発管
児発管のOJTを6か月に短縮する要件|横浜市の届出と実践研修までの流れ
公開 2026-08-04|更新 2026-08-16
- 執筆
- フクシルベ編集部
- 実務確認
- fukube yuta
- 最終確認
まず全体像
児発管の6か月OJTから実践研修まで
- 基礎研修受講開始時点で児発管の実務経験要件を満たすか確認する
- 基礎研修・補足研修を修了し個別支援計画作成の一連の業務を始める
- 2人目児発管等として配置し横浜市へ必要な届出を行う
- 6か月以上のOJT記録を揃え実践研修へ申し込む

児童発達支援管理責任者(児発管)になるためのOJTは、原則2年以上です。ただし、3つの要件をすべて満たせば、実践研修を受けるために必要なOJTを6か月以上へ短くできます。
やること
- 基礎研修を受け始める時点で、実務経験の要件を満たしているか確かめる。
- 個別支援計画をつくる一連の業務に従事し、その記録を残す。
- その配置と業務を、指定権者(横浜市内の事業所なら横浜市)へ届け出る。
「実務経験が5年あるから自動で6か月」ではありません。社内で半年働けば終わり、でもありません。必要な手順が多いので、順番を崩さず一つずつ記録に残します。
6か月へ短縮する3要件
神奈川県の案内では、次の3つをすべて満たす必要があります。
- 基礎研修受講開始時に、既に児発管の配置に必要な実務経験要件を満たしている
- 障害福祉サービス事業所等で、個別支援計画作成の業務に従事する
- その配置・業務について指定権者へ届け出ている
どれか一つでも欠けるときは、原則の2年以上で考えます。短縮できるか分からないうちに、実践研修の日程だけを先に決めないようにします。
要件1:いつの時点で実務経験を満たすのか
判定する時点は、基礎研修修了証に書かれた修了日です。神奈川県の資料にそう示されています。補足研修の修了日は、この判定には影響しないと説明されています。
必要な年数は、してきた仕事や資格で変わります。相談支援業務、直接支援業務、国家資格等による短縮区分を混ぜないようにします。児発管の実務経験要件表に沿って数えます。
確認する資料は、次のとおりです。
- 基礎研修・補足研修の修了証
- 保有資格の証明書
- 勤務先ごとの実務経験証明書
- 相談支援・直接支援など業務区分の根拠
- 勤務期間・勤務日数
「福祉業界に5年いた」だけでは区分を決められません。勤務先と仕事の中身を、期間ごとに分けて書き出します。
要件2:社内OJTで何をするのか
6か月OJTの対象になるのは、個別支援計画をつくる業務です。現場の支援を続けるだけでは対象になりません。
よくある形は、配置済みの児発管のもとで「2人目児発管」として、次の一連の業務に関わるやり方です。
- アセスメントへの参加
- 本人・保護者の意向確認
- 個別支援計画原案の作成
- 担当者会議への参加
- 計画の説明・同意・交付の補助
- 支援実施状況の把握
- モニタリングと見直しへの参加
完成した計画書を書き写すだけ、会議を見学するだけでは、「一連の業務」をしたと説明しにくくなります。対象者、実施日、担当した工程、指導した児発管、振り返りを記録します。研修の申込資料には、個人情報を必要以上に載せません。社内の記録と、提出する資料は分けて作ります。
OJTの起算日はいつか
6か月OJTを数え始められるのは、基礎研修と補足研修の両方を修了した時点からです。神奈川県の資料にそう示されています。
実務経験を判定する時点と、OJTを数え始められる日は別です。ここを取り違えないようにします。
| 確認する日 | 意味 |
|---|---|
| 基礎研修修了証の修了日 | 短縮要件1の実務経験を満たしているか判定する基準 |
| 基礎研修・補足研修の両方を修了した日 | 6か月OJTを起算できる最も早い時点 |
| 指定権者への届出日・配置日 | 届出内容と実際のOJT開始が一致しているか確認する日 |
| 実践研修受講開始日 | 6か月以上のOJTを満たしたか判定する終点 |
日付を1枚の時系列表にまとめます。「研修は終わったが届出前」「OJT記録はあるが起算前」という事故を防げます。
要件3:横浜市への届出
横浜市内の指定障害児通所支援事業所の場合、指定権者は横浜市です。OJT短縮の対象になる配置と個別支援計画作成業務について、横浜市への届出が必要です。
届出様式、添付資料、提出方法は変わることがあります。次をそろえたうえで、提出前に横浜市の最新の案内を確かめます。
- 対象職員の基礎研修・補足研修修了証
- 児発管の実務経験要件を満たす証明
- 2人目児発管等としての配置が分かる勤務形態一覧表
- 個別支援計画作成業務へ従事することが分かる書類
- 体制届・変更届など横浜市が指定する様式
提出日、受付記録、送信控え、横浜市へ確認した内容を保存します。社内でOJTを始めた日と、短縮要件として認められる起算日は、同じとは限りません。始める前に確かめるほうが安全です。
研修はどこで受けるか
神奈川県は、指定研修事業者と募集案内を、県のページと「障害福祉情報サービスかながわ」で知らせています。基礎研修・補足研修・実践研修の募集時期と申込先は、年度や研修事業者で変わります。
事業所の中で行うのはOJTです。基礎研修や実践研修そのものを、社内研修で置き換えることはできません。
研修の申込みでは、受講要件、OJT期間、届出、実務経験証明等の確認を求められます。締切の直前に集め始めないようにします。
よくある勘違い
実務経験5年があれば必ず6か月になる
違います。基礎研修を受け始める時点で実務経験要件を満たし、決められた計画作成業務と届出も必要です。
基礎研修が終わった日から自動で6か月を数える
違います。基礎研修・補足研修の両方の修了、実際の配置と業務、指定権者への届出を確かめます。
現場支援を半年続ければOJTになる
違います。短縮OJTでは、個別支援計画をつくる一連の業務へ従事することが要件です。
半年後からすぐ児発管として単独配置できる
違います。6か月は、実践研修を受けるために必要な期間です。実践研修を修了し、児発管の実務経験要件等を満たしたうえで配置します。
管理者の視点
管理者としてまず見るのは、6か月で数えられるかという結論ではありません。その半年を、後から資料で説明できる形にできるかどうかです。ここを外すと、実地指導での指摘や、配置のやり直しにつながります。
候補になる職員を採用したら、研修修了証、資格、実務経験を並べます。そのうえで、通常の2年ルートか、6か月短縮の候補かを仮に判定します。
詰まりやすいのは、社内でOJTを始めた日と、短縮要件として数え始められる日がずれるところです。たとえば4月にOJTを始めても、補足研修の修了が6月なら、起算はそこからです。秋の実践研修に間に合う前提で採用計画を組むと、日程を組み直すことになります。
そのため、短縮を前提に人員計画を決めない形にします。横浜市への届出と、研修事業者の受講要件を確かめてから、配置予定日を決めます。
OJT中の記録は、月1回まとめて思い出して書くのではなく、計画作成の工程ごとに残します。申込みでどの工程にいつ関わったかを聞かれたとき、そのまま示せる形になります。
実践研修申込み前チェック
- 基礎研修受講開始時点で実務経験要件を満たしていた
- 基礎研修・補足研修の修了証を保存した
- OJT起算日を根拠つきで確定した
- 個別支援計画作成の一連の業務に従事した記録がある
- 指導した児発管と対象期間が分かる
- 横浜市への必要な届出と受付記録がある
- 実践研修受講開始日までに6か月以上ある
- 研修事業者の当年度の申込要件・期限を確認した
公式資料
年度ごとの研修募集と、横浜市の届出様式は変わります。OJT開始前と実践研修の申込前の2回、最新版を確認してください。
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