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制度関係整理

放課後等デイサービスで児発管は兼務できる?管理者・児童指導員との人員配置

公開 2026-08-04|更新 2026-08-05

執筆
フクシルベ編集部
実務確認
fukube yuta
最終確認

まず全体像

児発管の兼務を決めるフロー

  1. 児発管として必要な人数、専任・常勤要件、事業所類型を確認する
  2. 兼務したい職種と場所、時間帯、担当業務を具体化する
  3. 児発管業務の遂行と計画作成・評価の客観性を損なわないか確認する
  4. 直接支援の基準人員や加配へ同じ時間を二重計上しない
  5. 勤務表、職務分掌、個別支援計画の作成体制を添えて横浜市へ確認する
放課後等デイサービスで児発管は兼務できる?管理者・児童指導員との人員配置の内容を表したイラスト
関係者ネットワークの構図

結論からいうと、児童発達支援管理責任者の兼務は、「資格があるから何役でも人数に入れられる」という扱いではありません

通常型の放課後等デイサービスでは、児発管を1人以上配置し、そのうち1人以上は専任かつ常勤とするのが基本です。管理者との兼務、直接支援への参加、他サービスとの兼務は、それぞれ根拠と条件が違います。

横浜市の自主点検では、児発管業務を適切に行えること、直接支援を担う児童指導員等とは異なる者を配置する考え方、兼務時間を勤務実績で説明できることが重要です。「午前は児発管、午後は児童指導員」と書けば自動的に二職種分になるわけではありません。

兼務相手を3つに分ける

兼務したい役割最初に見る要件主なリスク
管理者管理業務に支障がないか面談・会議・事故対応で児発管業務が後回しになる
児童指導員・保育士等の直接支援基準人員と別に児発管配置を満たすか同じ時間の二重計上、計画評価の客観性低下
他サービス・他事業所・法人本部専任性、勤務場所、勤務時間不在時間が長く、必要な連絡・会議・モニタリングができない

「兼務できますか」という質問だけでは、指定権者も判断しにくくなります。誰が、どこで、何時から何時まで、何をするかに分解します。

管理者との兼務

管理者は常勤で、原則として管理業務へ従事しますが、管理上支障がない場合に一定の兼務が認められることがあります。一方、児発管には個別支援計画の作成、モニタリング、担当者会議、職員への助言、関係機関との連携などがあります。

同じ人が管理者と児発管を兼ねるなら、肩書ではなく業務量を確認します。

  • 利用児童数と計画作成件数
  • アセスメント、会議、モニタリングに必要な時間
  • 保護者面談と学校・相談支援との連携
  • 苦情、事故、虐待防止、職員管理等の管理業務
  • 不在時の連絡・判断体制

計画更新月に面談が集中し、管理業務で会議が延期される状態なら、「兼務届を出している」だけでは支障がない説明になりません。

児童指導員として直接支援へ入る場合

児発管が活動へ参加すること自体と、児童指導員等の基準人員として算入することは分けます。

児発管がこどもの様子を観察し、支援内容を確認することは、計画作成や職員への助言に必要です。しかし、毎日ほぼ全時間を直接支援の最低人数として固定すると、面談、計画作成、会議、モニタリングへ使う時間が失われます。

横浜市の自主点検資料では、個別支援計画の作成や評価の客観性を担保する観点から、児発管と直接支援を行う児童指導員等は異なる者であることが示されています。少なくとも、児発管を常態的に最低配置へ組み込む前提は避け、別の基準人員を確保します。

「一時的な応援」と「配置上の算入」を分ける

急な欠勤や事故対応で、児発管が短時間、現場を支援することはあり得ます。だからといって、その時間を当然に基準人員や加配人員へ算入できるとは限りません。

状況記録すること
活動観察・支援助言児発管業務としての目的と対象
急な現場応援理由、開始・終了時刻、代替手配
基準人員としての勤務職種要件、専従性、児発管配置との関係
加配・専門的支援への算入届出区分、二重計上の有無、実績

勤務表で児発管の色を一日中塗り、そのうえから児童指導員の色も重ねると、実際の役割が見えません。一つの時間帯には、主として何の職務へ従事したかを残します。

他事業所・多機能型との兼務

同一建物内の多機能型や法人内の別事業所でも、「すぐ隣だから同時に勤務」とは扱いません。

確認するのは次の点です。

  1. それぞれのサービスで必要な児発管人数
  2. 利用定員と多機能型の特例の対象
  3. 勤務する事業所・単位・時間帯
  4. 専任性を満たすか
  5. 計画作成件数と支援会議を実行できるか
  6. 緊急時や不在時に誰が対応するか

保育所等訪問支援など別サービスには、それぞれ個別の兼務Q&Aがあります。別サービスで示された取扱いを、放課後等デイサービスへそのまま横滑りさせません。

兼務を説明する4点セット

横浜市へ確認するときは、口頭で肩書だけ伝えるより、次を1組にします。

  • 週・月の勤務形態一覧表
  • 30分単位の役割別勤務表
  • 職務分掌と不在時の代行体制
  • 担当児童数、計画更新月、会議・面談の予定表

「児発管業務に支障はありません」と結論だけを書くのではなく、計画作成とモニタリングへ何時間確保し、直接支援の最低人員を別に誰が満たすかを示します。

フクシルベ編集部の実務判断

優秀な児発管ほど、現場へ入り、職員へ助言し、保護者とも管理者とも話せます。だから仕事が集まりやすいのですが、できることが多い人を配置表で何人にも増やさないのが大切です。

児発管の予定表は、空いた時間へ計画作成を入れるのではなく、面談、会議、モニタリング、記録を先に確保します。そのうえで現場観察や応援へ入ります。

頼れる児発管ほど、複数の役割を背負わされがちです。しかし、どれほど優秀でも一人の職員が同時に満たせる配置は一つです。兼務させる前に、配置表の上で成立するかを先に確認します。

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公式資料

このページは2026年8月4日時点の公開資料で確認しています。兼務の可否は、事業所類型、利用定員、勤務実態、兼務相手によって変わります。勤務表と職務分掌を添えて横浜市へ事前確認してください。

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