フクシルベ障害福祉の手続きを、出典つきで。

ホーム実務ガイド › 放課後等デイサービスの送迎中、人員配置はどう数える?学校迎え・帰宅送りの勤務表

制度関係整理

放課後等デイサービスの送迎中、人員配置はどう数える?学校迎え・帰宅送りの勤務表

公開 2026-08-04|更新 2026-08-05

執筆
フクシルベ編集部
実務確認
fukube yuta
最終確認

まず全体像

送迎へ出る前の人員配置確認フロー

  1. 送迎へ出る時刻と戻る時刻を、予定ではなく実際の運行時間で置く
  2. 送迎中と事業所内にいる児童を単位ごとに分ける
  3. 各時間帯に事業所内で支援へ当たる基準人員を確認する
  4. 送迎担当と添乗担当を、同じ時間の事業所内配置へ重ねて数えない
  5. 運行記録、勤務実績、サービス提供記録を同じ時刻で残す
放課後等デイサービスの送迎中、人員配置はどう数える?学校迎え・帰宅送りの勤務表の内容を表したイラスト
現場の一場面の構図

結論からいうと、送迎へ出た職員を人員配置に含められるかは、「送迎も仕事だから勤務時間に入る」という話だけでは決まりません

横浜市の放課後等デイサービスでは、単位ごとにサービス提供時間帯を通じて、必要な児童指導員・保育士等を確保することが基本です。学校迎えや帰宅送りで職員が事業所を離れるなら、その時間に事業所内へ残る児童と職員を分け、必要人数を切らしていないか確認します。

送迎そのものの安全体制、事業所内の最低配置、常勤換算へ算入する勤務時間、送迎加算等の請求判断は、それぞれ別の論点です。送迎に出ている職員は、その時間、事業所内の配置には立てません。

まず「迎え」と「送り」を分ける

同じ送迎でも、学校迎えと帰宅送りでは事業所内の状態が違います。

場面事業所内で起きやすいこと最初に確認すること
学校迎え先に到着した児童への支援が始まっている最初の児童が到着した時刻と、迎えに出ている職員数
複数便の迎え児童数が時間差で増える各便の到着後に必要人数が変わる境目
帰宅送り送り出した後も児童が事業所に残る最後の児童が退所するまでの残留児童と職員
全員退所後の送り事業所内の直接支援が終了しているサービス提供終了時刻、運行記録、残業・勤務時間

「営業時間は13時から19時」「送迎は勤務時間」という大きな箱だけでは、人員配置を説明できません。児童が何人いて、どこで、何時から何時まで支援を受けていたかまで線を細かくします。

15分刻みで一番薄い時間を見る

たとえば利用児童10人、サービス提供時間15時から18時、基準人員2人の通常型を想定します。

時間事業所内の児童事業所内で直接支援送迎中配置の見方
14:30〜15:000人2人2人準備・迎えの時間。児童到着時刻を確認
15:00〜15:303人2人2人事業所内の支援開始。基準人員を切らさない
15:30〜17:3010人3人1人活動時間。加配との役割重複も確認
17:30〜18:004人2人2人送り開始後も残る児童への配置を維持

この例は考え方を示すもので、送迎中の職員をどう扱うかを一律に確定する表ではありません。実際には、単位の設定、児童のサービス提供時間、職員が送迎中に行う支援、添乗の必要性、重症心身障害児・医療的ケア児等の別基準を確認します。

大事なのは、17時30分以降に「職員は合計4人勤務中です」と説明するのではなく、事業所内に残る4人の児童へ誰が直接支援をしているかを示すことです。

送迎担当を二重に数えない勤務表

勤務実績表では、同じ職員の行を時間帯で分けます。

  • 14:00〜14:30 準備
  • 14:30〜15:30 学校迎え・添乗
  • 15:30〜17:30 事業所内の直接支援
  • 17:30〜18:30 帰宅送り
  • 18:30〜19:00 記録・車両確認

基準人員、児童指導員等加配加算、専門的支援、送迎を色分けし、同じ30分を基準人員と加配人員の両方へ置かないようにします。

運転者と添乗者についても、運行記録だけに名前を残して勤務表から消したり、勤務表では事業所内支援の色を塗ったままにしたりしません。車両の出発・到着時刻と勤務表が一致すると、あとから見ても判断しやすくなります。

添乗を減らす前に安全面を確認する

人員配置を合わせるため、添乗職員を外して運転者だけにすればよいとは限りません。

こどもの特性、乗降時の見守り、車内での行動、医療的ケア、緊急時対応、運転者が安全運転へ専念できるかを個別に確認します。放課後等デイサービスガイドラインも、送迎を含む場面の安全管理、事故防止、マニュアルや訓練を求めています。

配置表の数字を満たすために送迎の安全を薄くするのは順番が逆です。必要な添乗体制を先に決め、そのうえで事業所内に残る配置を組みます。

保存しておく5つの記録

運営指導や事故後の確認では、ひとつの表だけでなく記録同士がつながることが大切です。

  1. 利用児童ごとの到着・退所時刻
  2. サービス提供記録
  3. 職員の勤務実績表と休憩時刻
  4. 車両別の運行記録、運転者、添乗者
  5. 送迎経路の変更、遅延、保護者連絡の記録

予定表では2人残るはずでも、学校対応で迎えが延びる、道路渋滞で戻れない、保護者の引渡しに時間がかかることがあります。実績が予定からずれたときの応援者と連絡方法も、送迎マニュアルへ入れておきます。

フクシルベ編集部の実務判断

送迎表は車だけを管理する表ではなく、送迎車が出た後の事業所を管理する表として作ります。

まずサービス提供時間の横線を引き、児童の在所時間を重ねます。次に基準人員を置き、最後に送迎車へ出す職員を抜きます。抜いた瞬間に基準を下回るなら、「送迎だから仕方ない」と記録で丸めず、便の時刻、応援者、送迎担当、利用単位を組み直します。

迷うケースは、横浜市へ「送迎職員を数えられますか」だけを聞くより、時間帯別の児童数、職員の役割、単位、送迎経路を1枚にして確認するほうが回答を残しやすいです。

関連する実務ガイド

公式資料

このページは2026年8月4日時点の公開資料で確認しています。送迎中の職員の扱いは、事業所類型、単位、実際の支援状況で判断が変わり得ます。請求や指定上の判断は、時間帯別の勤務表を添えて横浜市へ確認してください。

記事を読んだあとに

実務資料・公式資料を確認する

フクシルベの実務資料は日々の整理用です。様式・要件・提出先は更新されることがあるため、実際の手続きや請求の前に配布元の最新版を確認してください。

PDF横浜市・障害児通所支援事業の自主点検表と人員配置確認シート資料をダウンロードPDF放課後等デイサービスガイドライン(こども家庭庁)資料をダウンロード

この記事を共有する

LINEで送る Xで共有 メールで送る

このページは公開情報の索引から自動で組み立てています。様式や提出先・期限は予告なく変更されます。実際に提出する前に、必ず出典のページと自治体の窓口で最終確認してください。